種のお話


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5月/森の集いでの種の交換会ブース


春に映画 『よみがえりのレシピ』 を観ました。

よみがえりのレシピは、山形県を舞台に代々受け継がれてきた在来作物と
その種を守る人々の姿を描いたドキュメンタリー映画です。

在来種は長い時間をかけて、その地域の風土に根付いた自然の種。

種をまき、花が咲き、実がなり、そしてまた種ができる。
その種をまくとまた同じ性質の植物が成長する
自然のサイクルの中で生まれ育つ種。


その在来種も数が減って、今市場で流通しているのは
ほとんどが 『F1種』 という人為的に作られた種だそうです。

F1種は育ちも早く、たくさん収穫でき、また形や大きさも揃うので
流通にも適しています。
利点が多いようにも思えますが、その性質が出るのは最初の一代だけなので
翌年からはまた種を購入することになります。

F1種が増えたのは、虫食いのないきれいな、形の整ったお野菜を
私たちが求めたからでもあるのでしょうね。
そういうお野菜しか売れなくなってしまったから。


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よみがえりのレシピに登場する山形県、イタリア料理アル・ケッチャーノの
オーナーシェフ、奥田さん。 5月/ウーバレゴーデン「食と農の寺子屋」にて。



長い間、大切に受け継がれてきたものが失われるって寂しいな。。
そんな気持ちと一緒に・・、“?” と疑問もわきました。

もしも、種の値段がすごく上がったら?
もしも、もう種を売りませんって言われたら?
どうなるんだろう。

そんなこと、あり得ないと思うかもしれないけれど
種をどこかがコントロールする、つまりは食べ物をコントロールする・・
そう思うと、なんだかすこしこわいなぁ・・とも感じます。


日本の自給率は今でも40%あるかないか。
もしなんらかの理由で、もう日本には輸出しませんよーと言われたら?
同じようにそんなことも考えます。

ただ、多くを輸入に頼っているにも拘わらず
その輸入した食糧の約1/3を捨てている(年間約5800万トン)
日本は食糧廃棄率において世界一なのだそうです。
(‘モンサントの不自然な食べ物’上映会での、NPO法人AMネット代表理事松平さんのお話より)

頼るばかりでなく・・、何かの時には分け合えるように
日本ももう少し自立することが大事なのかもしれません。


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土、水、光、風、気候・・
在来種の種の中には長い間の膨大な記憶が組み込まれていると思うと
あの小さな種がものすごく大切なものに思えてきます。
人が作るどんな精巧な機械もかなわないな~


種のお話については、『from FOLIAGE』のomariaさんが
六耀社さんのサイトで書かれているコラムで
優しく、わかりやすく書いてくださっています。

・・・・ vol.18 種のお話 ・・・・スローライフ イン バークレー

omariaさんはカリフォルニア、バークレーでお花の会を主催されています。
お花、植物のエネルギー、その本質に触れられる
そんなomariaさんのお花もお話も大好きなんです♪
他のコラムもぜひ!

そしてこちらにも種のお話が・・

・・・種を考える・・・ 無印良品~くらしの良品研究所~
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by lierre-fleur | 2013-07-13 23:38 | 地球のこと環境のこと

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